コラム 第57号 - 真っ黒に焦げたパンや魚はガンになりやすいの?ならないの?
「焦げているところは食べないのよ」とお母さんにいわれて育ちました。焦げていると苦くて美味しくないし、ガンになると言われました。
★老化が加速? こげた食品に注意
焦げた食品は避けるよう、フランスの国立薬局協会( リール第二大学のエリック・ブランジェ教授 )が注意を呼びかけているようです。
・注意を促す内容とは?
こげた食品は老化を加速する恐れがある
AGE=終末糖化産物( 糖分とタンパク質が加熱されでできた物質 )が老化を進める原因である
特に、フライドポテトやポテトチップなどジャガイモを揚げた食品や、グリルしたシリアル、コーヒーに注意
・老化を防ぐためにAGEを取らないようにする、具体的な方法
食べ物の加熱は120℃以下で加熱すること
焼く調理法はさけ、茹でる、蒸す、調理するが良い
焼き過ぎや揚げ過ぎに注意し
極端にこげた部分は食べない
焦げているところは老化の原因なのですね!揚げ過ぎたポテトや、ローストし過ぎたコーヒーも体に悪いとは、気をつけなくてはいけませんね。
真っ黒に焦げたところは体にどのように悪いのでしょうか?
★ 焦げた魚とガンの話
>昭和51年というから今を去ること三十数年前、全国紙の読売新聞が一面トップで「魚の焼け焦げに発がんの疑い」というセンセーショナルな記事を掲載した。
当時の国立がんセンター所長が、「魚の焼け焦げが突然変異を誘引しガンを引き起こす」と癌学会で発表したという内容。
この発表実験は「アジ等の魚を焼き、表面の焦げたところを集め細菌に与えたら突然変異を起こす細菌が多かった」というもの。
>最近までがん予防として焦げたものは食べないという項目が堂々と掲げられ続けていた。
>手元にあったがん予防新12か条という資料を読み返したところ、どこにも焦げについては記されていない。
>2011年3月に、財団法人がん研究振興財団が発表した「ガンを防ぐための新12か条」の内容
1、タバコは吸わない。
2、他人の煙草の煙をできるだけ避ける。
3、お酒はほどほどに。
4、バランスのとれた食生活を。
5、塩辛い食品は控えめに。
6、野菜や果物は豊富に。
7、適度に運動。
8、適切な体重維持。
9、ウイルスや細菌の感染予防と治療。
10、定期的ながん検診を。
11、身体の異常に気付いたら、すぐに受診を。
12、正しいがん情報でがんを知ることから。
>焦げた部分を細菌に与えたという実験を人に当てはめた場合、体重60kgの人が毎日何トンという焼き過ぎて焦げたアジなどを食べる必要がある量であった。イワシに換算すると100万匹近いものを食べないとダメというとんでもない結果であった
あれ?お魚の焦げたところがガンを誘発させることはないのですか。「ガンを防ぐための新12か条」には入っていませんね。どちらが正しいのでしょうか?
お母さんはパンの焦げたところもダメって言っていたから、、。
※当コラムの内容は、以下のページより引用しています
ちょっと気になる健康情報27 【愚考正鵠】焦げた魚とガンの話