コラム 第45号 - 歯磨き粉に含まれる成分と、界面活性剤について

歯磨きのあとにミカンを食べるとオイシクナイ!それはラウレス硫酸ナトリウムのせいです

★歯磨きのあとにミカンやオレンジジュースを食べると美味しくないワケ
歯磨き粉に含まれている成分のラウレス硫酸ナトリウムが原因だというのです。
歯磨き粉を口に入れた瞬間に、口の粘膜を通して成分の吸収が始まり、味を感じる味蕾やリン脂質が破壊されて、苦みを増長し甘みは感じにくくなります。

・ラウレス硫酸ナトリウムとは?
ラウレス硫酸ナトリウムは界面活性剤です。泡立ちをよくしたり、爽快感を感じやすくしたりするために、市販されている歯磨き粉のほとんどに入っています。このラウリル硫酸ナトリウムは、業務用の強力な洗剤やシャンプーにも含まれている成分です。

・ラウレス硫酸ナトリウムが体に及ぼす影響
分子量が小さいので体内に吸収されやすい
目、脳、心臓、肝臓に長期に渡ってとどまる(排泄しにくい)
白内障や口内炎の原因となる
子供の目の発育に悪影響を及ぼすこともある

ラウレス硫酸ナトリウムの入っていないオーガニックの歯磨き粉を使用したことがります。使用感は、泡が立たないので口から水が流れやすくて磨きにくく、磨いた後のスーッとする充実感が少ないと思います。だけど舌や口の中がヒリヒリしないことや、泡が邪魔しないので1本1本の歯を丁寧に磨きやすいと思いました。
石ケンや洗剤のような体の広範囲の使用するものばかりでなく、歯磨き粉や化粧品なども含めて、安全で優しい商品を選びたいですね。

★界面活性剤という化学物質は危険!
界面活性剤について
>界面(表面)とは、2つの性質の異なる物質の境界面のことです。 2つの混じり合わない物質の間には、必ず界面が存在します。
例えば、洗濯中の洗濯機の中を考えると、水と空気の界面、水と汚れの界面、水と衣類の界面、汚れと衣類の界面、洗濯槽と水の界面、 のように、たくさんの界面が存在しています。
界面活性剤とは、このような界面に働いて、界面の性質を変える物質のことを言います。

>水と油は、混じり合わないものの代表のように言われています。 混じり合わない水と油の間には界面が存在していますが、界面活性剤は、この界面に働いて界面の性質を変え、水と油を混じり合わせることができるのです。
お互いにはじき合うものが境=界面の性質を変えられてしまい、混じり合うようにされてしまうのですね。

>化学物質とは、人工的、あるいは工業的に合成した物質。(天然物に対する概念として用いられた場合)
性質を変えられた界面活性剤は化学物質だといえます。

化学物質は体に吸収率されやすく、身体の部位や年齢によって吸収率が違うのだそうです!!!
・年齢により、 成人<老人<幼児<赤ちゃん という順に吸収しやすい。
・吸収しやすい条件は、皮膚温の上昇です。血液循環も良くなり毛穴も開くので吸収は倍増します。

化学物質が身体に入るルート3つ
1.腸管から吸収されるーー経口吸収(農薬や人工甘味料、着色料、保存料などの食品添加物) 食べ物と一緒に口から入り胃腸で吸収
2.肺の肺胞から吸収されるーー吸入(排気ガス・タバコの煙、アスベスト、粉塵や大気汚染など) 呼吸と一緒に肺胞から吸収
3.皮膚から吸収されるーー経皮吸入(シャンプーやリンス、化粧品・洗剤・練り歯磨き粉などに含まれる界面活性剤) 皮膚から吸収される。

化学物質が怖いのは、毎日吸収される微量では症状が出ないことです。蓄積量が増していることを知らずに、化学物質が入っている商品を使用しています。
あるとき化学物質が一定量に達し、突然に花粉症やアレルギー症状を起こすまで、化学物質を吸収しながら使い続けているのです。


※当コラムの内容は、以下のページより引用しています

歯磨き直後にオレンジジュースを飲むとどうして苦いの? 原因と対処法をズバリお答えします!
危険な科学物質と界面活性剤