コラム 第147号 - ぎっくり腰をくり返す人に気をつけてほしい動作

12月にはいって、腰や肩の痛みでお困りの方が多いようです。この痛み方はぎっくり腰になりそう、と思っていても家事や仕事をこなさないといけませんよね。年末にぎっくり腰にならないために、してはいけない家事の動作を知っておきましょう。
☆年末に気をつけたい家事の動作
厚生労働省がまとめた腰痛予防対策指針より
・上半身の力だけで荷物を持ちあげる
上半身だけで重量のある荷物を持ち上げるのはNG! 
腰への負担が増す
重たい荷物の持ち上げ方:しっかりと踏み込み、ひざを曲げ、腰を十分に落とし、体を荷物に密着させ、ひざを伸ばして持ち上げる
・肩より高い場所の荷物を頻繁に上げ下ろしする
棚など肩より高い場所からの荷物の上げ下ろしは腰に過度の負担が掛かかる
対策:よく使う物は肩より低い位置に置くとよい
・おなかに力を入れずに荷物を持ち上げる
重たい荷物を持つとき、腹圧がクッションボールのように働いて背骨を支えている
おなかを折って荷物を持ち上げると、腹圧が入らない
対策:おなかに力を入れてしっかりと腹圧を作ってから持ち上げる
・荷物を持ったまま、腰をひねってしまう
重たい荷物を持ったまま腰をひねると、過度の負担が掛かかる
対策:荷物は体の正面で持ち上げ、体ごと転回して位置を変えて正面で荷物を下ろす
・自分より極端に背の高い人と一緒に荷物を運んでしまう
自分よりも背の高い人と一緒に荷物を運ぶと、背の低い人の側に過度の負担が掛かる
対策:自分と同程度の背丈の人や背の高い者同士で荷物を運ぶ
体がカチコチに硬くなってしまうからです。寒い日の大掃除後に、腰が痛くなったりぎっくり腰になった、と経験したことはありませんか?
先日も「子どもを抱っこしようとしたら、物を拾おうとしたら、ズキッと痛みが走ったあとに動けなくなりました。」というお話しを聞きました。ズキッとくる前に、腰の張りや違和感の前兆を感じていた方が多いようです。そのような時には特に動作に気をつけて、無理せず体を休めてくださいね。



※当コラムの内容は、以下のページより引用しています

よくある場面だけに要注意!家事で「ぎっくり腰を招くNG動作」5つ