コラム 第101号 - 汗をかいてしまうのは体温があがっているから。その「熱い身体を冷やす方法」とは?
Facebookのお友達さんから「熱い身体を冷やす方法」の質問をいただきましたので、調べてみました!
☆なぜ人間は「暑い」と感じるのだろうか?
・体の代謝機能
「人間」という物体を「熱機関=自動車」と考えて、体内で食べたものを肺から取り入れた酸素で「燃やして」、熱をだし、「自分の中の熱を外に捨てて活動するもの」ことが代謝機能です。
「暑い」と感じるのは「体の外に熱を自由に捨てられない」状態であることを理解して、暑さの対応をしましょう。では、どうすればいいのでしょうか?
・熱いと感じた時の正しい行動
自分が「暑い」と感じたら、あまり活動はしないこと。「暑い」というのは「あまり活動するな」というシグナルです。
暑くて体から熱を捨てることができない時には、頭もあまり使わないようにしたほうがいい。
30℃以上のところに長い時間いないこと、30℃を超える時にはできるだけ活動しないということです。
・熱中症とは?
熱中症とは、熱機関としての人間の体が外に熱を捨てられなくなり、体温が上がること。
「水を取っても湿度が高いと熱中症は防げない」というのは、体内に水があっても皮膚の表面から蒸発するようなことがないと体の熱を捨てることができないから、空気が乾燥していることが必要なのです。
・熱中症の対策
1.冷たい水をのんで体内で熱を捨てる
2.水が皮膚から蒸発するときの熱を使う
体の温度を下げるために、体の外側と中側から冷やすとよい。冷たい水を少しずつ飲んで熱を下げたり、シャワーや冷たく絞ったタオルで体表面を冷やしたり、体に風をあて水分を蒸発させて、体の熱を逃がすとよいのです。
汗をかいているということは、体温があがっているから、汗を出し蒸発させて体温を下げようとしている。この時に動いてしまうと、さらに体温を上げてしまうことになるので動かないことです。
外出先で汗が止まらない時がいちばん大変です、私は肘まで手を洗い、お扇子で体に風をあてて汗を落ち着かせます。冷たい飲み物を飲む時は、ゆっくり飲んで口の中を冷やすようにしています。
もう少し日中の暑さは続きそうですね。体調を崩さないような暑さ対策と汗予防を、お試しくださいね!
※当コラムの内容は、以下のページより引用しています
なぜ「暑い」のか? 人間の体のしくみと熱中症防止方法