コラム 第114号 - 私も悩んていたことがある、アトピー性皮膚炎について調べました

涼しくなってきたので、あせもはできなくなくなりました。かわりにポツポツと湿疹ができています。春と秋に毎年できる痒い湿疹です。この湿疹は、アトピーなのか、アレルギーなのか、なんでしょうか?アトピー性皮膚炎の基礎知識についてお勉強します。
☆アトピー性皮膚炎の基礎知識
・アトピー性皮膚炎とは?
全身のあらゆるところにかゆみのある湿疹ができる皮膚の病気
良くなったり悪くなったりを繰り返す
症状悪化の原因は、皮膚のひどい乾燥、外部からの刺激に敏感に反応する、など
・アトピー性皮膚炎の主な症状
かゆみ
湿疹が体の部位に左右対称に出る
乳幼児は2か月以上、大人では6か月以上の症状が出る
皮膚が、カサカサやジュクジュクする
・アトピー性皮膚炎の原因
子どもと大人とではアトピー性皮膚炎の原因は異なる
ストレスや不規則な生活、不衛生な生活環境、睡眠不足など、本来持っている体質的なアレルギー以外の環境要因や生活習慣も関係する

子どもの原因
卵、牛乳・乳製品、大豆、小麦、米、エビ・カニ、魚、ソバなど
大人の原因
ダニ、ハウスダスト、カビ・真菌、細菌、花粉、ペット、ホルムアルデヒドなどの化学物質が原因でなることが多いと言われている
・アトピー性皮膚炎の検査方法ー主な3つ
血液検査
採血をしてアトピー性皮膚炎の原因を探る
血液検査では、主に好酸球の数、IgE値、特異的IgE、LDH、TARCの数値などを調べる
LDH(細胞内で糖がエネルギーに変わるときに働く酵素で肝細胞、心筋、骨格筋、血球など全身のあらゆる細胞に含まる。それらの細胞が障害(破壊)を受けると細胞外に出てくるため血液中のLDHは高値を示す)
TARC(アトピー性皮膚炎では、様々な刺激によって皮ふ病変の細胞(表皮角化細胞)などからTARCの産生が誘導または増強される。TARCがアレルギー炎症を惹起するリンパ球(CCR4を発現したTh2細胞)を患部へ遊走させ症状を増悪させている。 炎症の強い時期にはこのTARCが増加、重症度を反映して検査値が鋭敏に上昇します。炎症が落ち着いた時期には逆にTARC値が低下する。)
皮膚検査
原因と思われるアレルギー物質を皮膚に入れたり貼ったりして、その後の状況からアレルギーを判断する
負荷試験
原因と思われるアレルギー物質を摂取して、湿疹がでるかどうか検査する
症状が強く出ることがあるので、外来よりは入院での検査になることがある
*アレルギー数値は、年齢と共に変化するので、繰り返し検査することがすすめられる
・アトピー性皮膚炎の合併症
白内障
網膜はく離
ヘルペスウイルス感染症
伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)
伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)
円形脱毛症
私の子どもの頃のアトピー性皮膚炎の原因が、何であったのかは分かりません。現在は、イネ科の花粉、動物の毛やだ液、貝、などに反応していると思いますが、今の私はアトピー性皮膚炎なのですかね?十数年前に体のあちこちの肌がひどく炎症した時、ステロイド剤の治療をしたことがありましたが、のちに体調不良を経験したので、今は毎年の痒さを「一時のだから」と薬は使わず我慢しています。
アトピー性皮膚炎に合併症があることは知りませんでした。このポツポツは6か月は続かないのですが、もしアトピー性皮膚炎だったら合併症がこわいですね。痒みがおかしいと思った時にはすぐに対応したいと思います。



※当コラムの内容は、以下のページより引用しています

アトピー性皮膚炎の基礎知識をおさらい!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140917-00010002-mocosuku-hlth
TARC検査